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ヘナって真っ黒にしか染まらないって聞いたけど?(2025年6月4日更新版)

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ヘナって真っ黒にしか染まらないって聞いたけど?
こんな質問をよく伺います。その他にも…
黒しか選べないって聞いた!
明るくはできないって聞いた!
真っ黒になるからおすすめできないと言われた!
ヘナって黒しかできないから、今後は色を変更できませんよ!まっ黒になるからあまりおすすめしてません〜。
などなど、まぁこんなところでしょうか?
割と強めに、カラーバリエーションがないからやめといた方が良いですよ!
といったニュアンスで言われることが多いです。
では、実際にヘナで真っ黒になるのは本当でしょうか?
実際には本当とも言えますし、全く違うとも言えます。
では本題に入ります。

この世に存在するヘナと呼ばれる物は大まかに分けて2つの種類があります。人工染料混合ヘナと天然ヘナです。(HC染料の入ったヘナはここでは触れません)
そして上記の黒くなるヘナの話は、おそらく人工染料の入ったヘナのことを指しています。

人工染料混合ヘナ(雑貨扱いのヘナ)
人工染料の入ったヘナはほとんど色を選ぶことが出来ません。色の展開は大体3色程度で、ブラック、ダークブラウン、ライトブラウンといったところです。
染料が入っているためとにかく暗く染まります。
ライトブラウンと言っても、明るめのブラウンには染まりません。
ごくごく稀に人工染料のヘナをベースに天然ヘナを混ぜて明るく発色するようにカラーバリエーションを増やして対応しているサロンもありますが、これはレアケースです。
ほとんどがブラックやダークブラウンなどの暗い色にしか染められないと言われるはずです。
そして、値段は通常のカラーリングよりもやや高めに設定されています。値段が高い理由は髪が傷まないからです。
カラーリングと違い、髪を明るくする作用(脱色作用)がないため髪は傷みません。これはいい点ですね。
どのサロンでも髪のダメージが少ないカラーリング類(マニキュア・香草カラー・人工染料のヘナなど)はやや高めの値段設定となっています。
一般的に流通している【ヘナ】とはこの人工染料のヘナである事が多く、黒くしかならないヘナとして多くのヘアサロンで提供されています。人工的な染料を使うため半永久的にしっかりと染まります。洗っても落ちることはありません。色落ちなく、タオルに色がつくこともほとんどありません。
ただ注意が必要です。人工染料のヘナはカラーリングでアレルギーが出てしまった方は使うことができません。ジアミンアレルギーの方は使用不可です。使用をつづけると重篤なアレルギー症状を起こします。

天然ヘナ(化粧品扱いのヘナ)
では、もう1つの天然ヘナについてお話します。
もう1つのヘナは当店でも提供しております天然100%のヘナです。
(当店では安全性の観点から人工染料のヘナはご提供しておりません。取り扱いは天然ヘナのみとなります)
天然100%のヘナは白髪がオレンジ色に染まります。
オレンジ色が苦手な場合はインディゴを併用し、明るめのブラウンから暗めのブラウン、またダブルヘナ(2度染め)をすればかなり暗いダークブラウンまで表現可能です。人工染料ヘナとの大きな違いはたった1回程度ではしっかりとした茶色や、黒に近い色にはならないということです。そして、まっ黒にはできません。
当店でご提供しているヘナは天然のヘナで、植物からできています。人工染料は一切入っていません。
安心安全ではありますが、染料の入っているヘナのような染色能力はないのです。
その代わりに白髪をぼかしながら綺麗に明るく染めることができます。
もしヘナは黒くなると言われた場合、天然のヘナの話ではなく人工染料のヘナの話をしている場合がほとんどです。
ここまで読んでいただいた方は、黒くならないってどういうこと?聞いていた話と違う!とお思いかもしれませんね。

珍しいケースとしてはこんな場合も。
インディゴの含有量が多いヘナをセルフで使用、そして、2週間に1度などの高頻度で染めている
この条件に近い場合は暗くなります。
なんなら地毛よりも暗くなります。
この場合高頻度でインディゴが何度も重なることにより黒くなってしまうのです。
セルフヘナでのお悩みNo.1です。
なんだか何度も染めているうちに暗くなってしまったけど明るくしたいとよく言われます。
この場合、染まってしまった箇所はブリーチなどをしない限り明るくなりません。 染めている回数にもよりますが、何年も何回も繰り返している場合はブリーチしても傷むだけで色は明るくなりませんのでご注意ください。明るくしたい場合は、根本は次回から徐々にインディゴを減らしヘナの量を多くしていき調整しながら明るめにしていくのをお勧めします。
このような状態なるのを防ぐために、初めてヘナをする場合やセルフヘナをよくする場合は明るめのヘナカラーから染めることをお勧めしています。

もし、ヘナは真っ黒しか染められないと悩んでいるなら天然ヘナを試してみてください。
染料の入ったヘナの色は独特で、私はあの色が好きではありません。色が濃過ぎるため地毛よりも黒くなり不自然ですし、顔も青白く見えます。
「年齢が上がってきて、顔色まで変な色になってしまった」とご相談いただくことがありましたが、そうじゃありません。ドス黒い黒が顔色を青白く見せるのです。
また白髪が多い場合は染めても染めてもたった2週間で根本の白髪が伸びてきて、目立つのも早くなったと感じると思いますが、これも暗く染め過ぎが原因です。
明るく染める場合は伸びてきた白髪も気にならなくなります。
そして何よりもアレルギーが怖いです。
ジアミンアレルギーの人は使用厳禁です。

明るく自然に染めていくことで不自然な黒色から自然な茶色に出来ます。
黒く染まった部分は天然ヘナで明るくすることはできませんので時間はかかってしまいますが真っ黒からは脱却できます。
白髪とは気長に付き合っていくしかないので、しっかりとした黒色で染めるよりも、天然のヘナでぼかしながら染めるほうが自然で素敵に仕上がります。

残念ながら日本では人工染料ヘナの普及率が高く、天然のヘナをやってくれるサロンを探すのも一苦労です。
ご本人の希望ではなく、そのお店に選択肢がなかったため人工染料のヘナになってしまっているという方がほとんどのようです。
真っ黒く不自然な人工染料のヘナは卒業して天然のヘナで明るく染められることで顔まわりも優しい雰囲気になります。

ぜひ天然のヘナで、人工的なものを一切使用していない安心感がと自然な色合いを試してみてください。

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