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普通の美容室がなぜヘナをしてくれないのか?

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普通の美容室がなぜヘナをしてくれないのか?

お客様からよくいただく質問のひとつです。
天然ヘナサロンのあるあるですね。
何年も、何回もこの話をしています。
ヘナはメニューにあるのにしてくれない、ヘナをしていない、新たに取り入れてくれない、他のカラーへ誘導されてしまう、怪訝そうな顔をされてしまった、なぜヘナがしたいのか質問攻め…などなど
どこのサロンでも天然のヘナへの理解が進み、取り入れられると良いですが現実には難しいですね。
さて、いくつか考えられることがあるので順を追ってお話ししていきたいと思います。

早速1つ目の理由から。
普通のヘアサロンにはいろいろなタイプのカラーリング製品が準備されており、ヘナよりもその他カラーリング製品の方が綺麗に希望の色に染めることができます。これがヘナをおすすめしない1つ目の理由です。ヘナ専門店ではない場合に重要視されることは綺麗な色の表現や白髪をしっかりと染めることです。
髪を染めるといってもヘアカラーリング製品には種類が色々とあります。アルカリカラー、マニキュア、ノンジアミン、植物系のハーブカラー、人工染料のヘナ…挙げればもっとたくさんありますが大体がこのラインナップかと思います。
上記のカラーリング製品は、どれを使っても概ねしっかり染まります。色持ちは製品の種類により様々ですが、染めた当日に白髪は元からなかったことのようにきっちりと染まります。最近はいわゆる白髪染めではなくハイトーンカラーで白髪をぼかして染めたり、ブリーチ剤を使いハイライトやローライトを取り入れて染めることも多くなってきました。トーンアップのカラーリングやハイトーンのカラーリングに関しても望んだ通りの希望の色を表現することができます。
カラーリング製品ではファッション性、かわいさ、上品さなどを色を使って多彩に表現することが可能です。
では、天然のヘナはどうでしょうか?
色のバリエーションは豊富ではなく、ヘナ単体で見るとオレンジ色です。また当日の色は薄く、インディゴを使えば白髪の部分は緑っぽく仕上がります。酸化を待たなくてはならないため発色まで1日〜3日程度かかります。放置時間もカラーリングに比べれば長いです。
白髪の染まり方もカラーリングと同様にはなりません。暗めの茶にはできても、真っ黒く染めることは不可能です。染めた後も白髪の部分はややキラキラと光りますし、黒髪は黒髪のまま、黒髪を茶色にはできません。
このように普通のサロンでは沢山のカラーリング剤と天然ヘナを比較するとカラーリングのほうが綺麗にどんな雰囲気にも染められます。お客様の主な目的は綺麗に白髪を染めたり、希望の色にすることです。色の表現が難しく、時間もかかるヘナをお勧めする必要はあまりないのです。

次に2つ目の理由です。
ヘナを何度もくりかえした髪はその後、明るめの髪色に戻すのは難しくなります。
ヘナを何度もした髪はカラーチェンジが難しく、色を簡単には変えることができません。
ヘナを何度も繰り返した後、髪色を変えたくなることもあります。多くは明るくしたい場合の話で、暗くする場合は問題なく染められます。ヘナを何度もした髪から求める色を出すためにはいくつものプロセスが生じます。3回程度のカラーリングでやっと目的の色に変更できれば良い方です。時間も3時間程度はかかってしまいます。
パーマについてもヘナをしている髪は健康になっているので思い通りにかかりづらく、強めにかけることが多いです。これは良いことでもありますね。
(ヘナを続けるとかかりずらく、とれやすい状態になります)
お客様がずっとヘナをやり続ける場合やカラーリングによる色の変更をさほど求めない場合はヘナをお勧めしやすいのですが、色の大幅な変更を求められてしまうと対応が難しいこともあり、デメリット部分が前面に出てきてしまいます。
(ヘナのみ、オレンジ色だけで染めている場合はカラーチェンジはさほど難しくありませんが、インディゴで暗くなっている場合は難しく、時間がかかります。できないわけではありませんが、スキルと時間が必要です。)
このような場合も想定して普通のサロンではヘナをおすすめしにくい状況があると思います。

3つ目の理由は…
今まで天然のヘナを扱うことがなく、天然ヘナのことをよく知らないためメニューに取り入れていない。取り入れるとしてもこれから新たに勉強する必要があるので導入していない場合。新規導入のために新たな費用と勉強にかかる時間が必要となります。その他にも人工染料のヘナを天然と勘違いしている場合もあります。
過去に働いてきたお店は、人工染料のヘナは元々ありましたが天然のヘナが置いてあったのはたった2店のみでした。
お店で天然ヘナを扱いたいと思う特別な理由がなければ、新たに導入することは珍しいのではないかと思います。私が過去に働いていたお店ではこんな理由で新たにヘナを導入するに至っていました。

1・女性オーナーが髪にとても良いと聞いて自身が体験し、すごくよかったので導入に至った。
その後、ヘナのメーカーから講師を招き、しっかりと講習を受け人工染料のヘナ数種類と天然ヘナのナチュラルのみを(オレンジ色)導入しました。この頃はインディゴを使って染めるのはまだまだ一般的ではなくメーカーさんからもほとんど勧められた記憶はありません。
まずはこのお店で人工と天然の違いについて勉強しました。お客様に使用するのはほとんど人工染料のヘナでした。こちらからのご提案では天然ヘナをおすすめしますが、オレンジ色しかなかったためお断りされることが多かったです。
今思えば、人工染料のヘナですら選んでいただくお客様は少なく、まだまだ時代が追いついていなかったと感じます。

2・カラーリングでひどくかぶれてしまいドクターストップとなってしまったお客様がおり、どうしても染めたいとのことでヘナを使って染めることにした。
こちらのお店では元々、天然のヘナを扱っていました。使用する機会はほとんどなかったため、メーカーに何度も問い合わせるなどして新たに天然ヘナを勉強し直しました。
この時はヘナのみからインディゴまでさまざまなヘナとハーブを使用しました。色々なカラー展開があり、「おぉ〜!こんなに白髪が染まるなら天然でいいじゃん。人工のヘナは不自然に染まりすぎだったんだね」とスタッフ同士で話しました。
また、人工染料のヘナには化学物質が含まれており、こちらのお客様には使えませんでした。人工染料のヘナを天然と勘違いしている美容師さんは残念ながらまだいらっしゃるようですので、アレルギーをお持ちの方は特にご注意くださいね。かぶれてしまうお客様は人工染料のヘナを使用することができません。しないよう、されないようにご注意ください。

その後、天然のヘナをメインに扱う専門店(カラー・パーマ・ハイライト・縮毛矯正なども扱っていましたが、皆さん主にヘナをしに来店します)後に1番長く勤務することになりましたが、ここで働くまで、こんなにも多くのお客様がヘナを求めているとは思ってもみませんでした。個人的にヘナが髪に良いことは知っていましたし、色もそれなりに選ぶことができるのに、このサロンで働くまでほとんどの方に天然ヘナを勧めることはなく、美容師として働きはじめてからすでに12年程を過ごしてきていました。
例に挙げた2店舗、どちらのパターンもヘナを導入する理由がありました。天然のヘナがいいと聞いてきたオーナー本人がやってみてよかったと思ったこと。
かぶれてしまう顧客のためにかぶれない素材はないかと、ヘナを改めて勉強し、ヘナで染めてみたこと。
何かきっかけがないとお店側は天然のヘナを新たに導入するのは難しいのではないかと思います。
何かのきっかけからヘナを扱ってみたいと思い、お客様にやって差し上げたいと思わなければ天然ヘナはいつまでも日陰の存在といった感じです。
今までに述べてきた理由も含めてお店に導入されずらいのが現実です。

4つ目の理由は…髪を健康的に傷ませずに染めたいという切実な思いは伝わりづらい…ということ。
皆さんがヘナをしたい主な理由は…
・白髪を傷ませずに染めたい
・アレルギーがあり染められない
あげればもっとたくさんの理由はありますが、主な理由は2つに絞られます。時にはその他の理由が絡み合っている場合もあります。
一般的なカラーリング製品と、この2つは切っても切り離せません。化学物質は取り除けませんし、アレルギーが出ることもありますし、髪は傷んでしまいます。
普通の美容室では痛ませずに染めたい場合、傷みにくいカラーリングと、トリートメントをご提案するでしょう。傷みにくいカラーリングとトリートメントを併用することで色もダメージも気にならない程になりますし、質感もツルッと仕上がります。
髪に対するダメージへの思いは共感ができるけれど…そこはトリートメントをしてカバーしていくのはどうでかな?確かにヘナはノーダメージではあるけれど…色が少ないし…カラーより時間もかかるし…とやらない理由が繋がっていきます。
アレルギーのあるお客様への対応は、かゆみがあってもさほど気にしてもらえないことがほとんどのようで、刺激を感じても「あともう少しでシャンプーしますので我慢できますか?」「根本を外して、浮かして塗るから大丈夫だと思います」と言われてしまったり…
アレルギーは治ることがありません。原因物質を除去するか、近づかないようにするしかありません。
かゆくなってしまうのを我慢して染めているのも良くないのではないかと思います。アレルギーに対する考えは様々ですが、もっと慎重になるべきだと私は考えます。
残念ながら、自然なもので染めてみたい!天然のヘナをしたい!と思っているお客様の思いは、そんなにも強い思いだとは思ってもらえずやってみたい気持ちは置いてきぼりになりがちです。
誰でも体験したことのないことは不安です。
また、体験したこと、勉強したことしか語れません。
単純にやったことがなければそのことについてよく知らないだけなのです。
やらない理由というよりも、やらなくても良い理由が沢山あるという表現の方がしっくりくるような気がします。
最後に面白い例として…天然ヘナの専門店に天然ヘナをよく知らない美容師が入社すると、どうなるでしょうか?
その人は勤務条件が良く入社してきました。
オーガニックとか、ハーブとか、天然だとか特別な興味もないごく普通の美容師です。
ヘナのお店ですから、毎日淡々とヘナの仕事をしていきます。
約2週間ほど経った頃に仕事やヘナについて聞いてみました。
私「天然ヘナはどうですか?慣れましたか?色とかどうですか?染まり具合とかどうですか?イメージしてた感じと違いはあります?」
相手の美容師「ヘナね。いいよね!思っていた以上に染まるんだね。お客さまの髪もツヤツヤだし。みんな世の中これでいいじゃないって感じだよね。今まで知らなくてもったいなかったよ。」
ってなるんですよね。ヘナをしたことがない人が、当たり前のようにヘナに馴染んでいくのを見るのはとても面白いです。
「ヘナって最低だよね。やっぱり合わないわ〜。だから辞めます」なんて言う人は1人も居ませんでした。
どんな美容師も、今まで天然ヘナを知らなかっただけで、良さを知れば皆さんにもおすすめすするようになっていきました。
ヘナは化粧品であり髪に色がつくトリートメントです。髪は全く傷みません。髪がしっかりしてきて根本の立ち上がりが出ます。髪のうねりを抑え、さらさらとした質感になります。刺激もなく、匂いはお茶のようです。

ヘナのデメリット部分は気になりましたか?
ダメージは避けられないけれど、とにかくしっかりと染まるカラーリングの方が良いですか?
まだヘナをしたことがないお客様は、ぜひ天然ヘナを試してみてください。アレルギーで染められないと諦めているお客様もパッチテストの後、ぜひ試してみてください。白髪染めに比べれば染まりは薄いですが、白髪を隠して染めるよりも、染まりすぎない方が伸びてきた白髪は目立ちにくいです。また長い目で見て髪が綺麗になっていく喜びはなによりも嬉しいものです。

注・もしヘナがメニューにあったとしても…
繰り返しになりますが、ヘアサロンにおけるヘナとは主に人工染料の入ったヘナだということ。人工染料を使ったヘナとは、ヘナをベースに人工的な染料を加えてあるヘナです。外看板にさらっと【ヘナ】と書いてあっても高確率でこのタイプのヘナである可能性が高いです。
カラーリングで痒くなってしまうお客様は事前に必ず確認しましょう。人工染料のヘナはカラーリングと同じようにかぶれてしまうことが多いです。
アレルギーは治りません。アレルギー物質を避けて染めるようにしましょう。
対照的に天然のヘナを扱っている所はまだまだ少ないです。その中でもオレンジ色になるナチュラルヘナだけを置いているお店とインディゴなどが含まれたヘナも置いているお店に分かれます。(インディゴを使わなければ色の調節ができませんので希望の色に近づけることはできません)
アレルギーがない方は人工染料のヘナでも問題ありませんが、アレルギーがある方はよく確認してください。

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