お家でセルフヘナ(リタッチ)の実践法
ヘナのリタッチはaLponaのメニューにはありませんので、
リタッチはご自宅でのセルフヘナを勧めしております。
リタッチのことについての細かいあれこれをお話ししていきます。
溶き方から時間、コツなどプロの情報満載です。
溶き方について
箱に書いてあるヘナの量と人肌程度の温度のお湯などで溶いていきます。
大体、どのメーカーもヘナの4倍の量の水分で溶いていくと書いてあると思います。
ダマにならないように丁寧に泡立て器で溶きます。
ダマにならないコツはまず最初にある程度決まった量のお湯を準備しておくこと。
次に用意したお湯の量の3分の2程度を入れます。
少ない水分から少しずつ溶いていくとダマになります。
最初に混ぜる時に多めのお湯で解くことでダマになりづらいです。
硬くなってしまったらお湯を足して、
緩くなってしまったら粉を足してちょうど良いマヨネーズ程度のペーストを作ってください。
ペーストがゆるい分には垂れやすいのが難点ですが良く染まります。
硬いのはお勧めできません。
硬い場合はまず塗ることが困難ですし、
塗ってる最中もボロボロと落ちてきます。
色の入りも悪くなります。
お気をつけください。
塗り方について
まず、塗らない場所は結んでおくと塗りやすくなりますのでおすすめです。
髪をよく濡らし、
分け目を決めて、根元にたっぷりとたくさん塗ること。
塗るという表現よりも置くという表現が正しいです。
これがとても重要です。
地肌と根元の髪の毛が見えなくなるまで塗ってください。
色が薄い、染まらなかったと言っている方の場合ほとんどの方が薄く塗っていることが原因です。
ハケは立てずに寝かせて塗るのがコツです。
ヘナの量はケチケチしないこと。
たっぷりしっかり塗る!
これがとても重要です。
ここから2時間の放置タイムがあります。
もし染まらなかったら2時間もったいないのでたっぷりしっかり塗りましょう。
塗り終わったらラップや、
シャワーキャップなどをしっかりと巻いて乾燥させないようにしてください。
タオルだけを巻くのは良くないです。
どんどん乾いてしまい、染色能力が落ちます。
しっかりと密閉され、ご自分の体温で蒸されるようにしてください。
放置時間について
最低でも1時間30分以上必要です。
1番良いのは2時間程度から4時間程度です。
外気温にも左右されますので冬は長め、夏は早めに流しても良いです。
お風呂に入るのも良いです。
体温が上がり、蒸されることでしっかりと色が入ります。
時間がかかりますので時間に余裕のある時にしてください。
各メーカーによってパッケージに表示されている放置時間が異なりますが
表示されている通りの時間を置いてみて明るい、
薄い、すぐ落ちてしまうと感じるようならもっと時間を置いてください。
天然100%で人工染料が入っていなければ長くおいても問題ありません。
シャンプーについて
まず、お湯でよくすすぎます。
ある程度濃い色の水が出なくなるまでしっかりとすすいでください。
フェイスラインや耳の後ろなどに残りやすいのでしっかり流してください。
次に自宅にある一般的なシャンプーで洗ってください。
1度のシャンプーでしっかりと洗えれば2度洗いの必要はありません。
洗い終わったとしても、表面には余分なヘナが絡み付いています。
余分なヘナを落とすためにも1度はシャンプーすることをお勧めします。
例外として、
湯シャン(シャンプーなし、流すだけ)がお好きな方は湯シャンでも構いませんが、
湯シャンでは落としきれないヘナが手や洋服につきやすくなるためその点はお気をつけください。
どのくらいの間隔でするのが良いのか?
リタッチの間隔についてですが、大袈裟に言えば毎日しても大丈夫です。
ヘナはトリートメントです。
化粧品の登録がしてあるものは化粧品扱いです。
ヘナには脱色剤などが含まれずダメージになる要素はありません。
髪を傷ませることはないのです。
ですが大袈裟に言えば毎日でもいいですよ〜という例え話です。
実際には毎日できないと思いますので、
10日〜2週間で根元の白髪が気になりだすころだと思いますので
その頃にセルフリタッチをおすすめいたします。
2週間で1度リタッチをしておくといつも綺麗でいられます。
注意点について
ヘナの種類によって気をつけて欲しいことがあります。
ナチュラルのみの場合や、
ナチュラルの分量が多くインディゴの分量が少なめの色の場合は
前回塗った場所も重ねて塗ってしまっても大丈夫です。
ですが、インディゴが沢山入っているものは生えてきた部分だけに塗るようにしてください。
オーバーラップしないようそこだけ塗ってください。
前回染めたところに重ねて塗ると、どんどん暗く、黒っぽくなっていきます。
そして、だんだんと暗くなることはあっても明るくすることはできません。
重ねれば重ねるほど暗くなります。
そうなると何が起こるか…
結果、気づいた頃にはかなり暗く染め上がっているので新しく生えてくる真っ白な白髪が目立ちます。
なぜ目立つか?
白髪とダークブラウンの髪色は色の差かありますよね?!
白の反対は黒…
1番明るい色と1番暗い色が隣同士になるととても目立ってしまうのです。
そして、一度暗くなってしまうとカラーのチェンジが困難です。
こうなる前に根元だけに塗って欲しいのです。
アドバイスとしてはリタッチをするならお店でやるものより少し明るめのものを購入することをお勧めいたします。
そうすることでさほど暗くならずに自然に仕上がります。
多少のオーバーラップも気にしなくて大丈夫です。
お店では毛先の色はどうするか?
aLpona店内でのヘナではリタッチをしておりませんので毛先に塗る色はその時々によって変えています。
暗くなってしまっている方にはこれ以上暗くならないように。
毛先が明るくて暗くしたい方には暗めのお色を。
現状のままが良い方には色がつかないように。
どの方にもそれぞれ対応したものを使いトリートメントの効果を出していきます。
暗くなってしまった場合はカラーリングでハイライトなどを入れて明るく調節していくか、
根元の方からだんだんとやや明るい色で調節していって
グラデーションにしていくかなどの方法で明るくすることも可能ですが、
どちらもなかなか大変ですし、時間もお金もかかります。
やり初めの最初の段階から暗くなることを想像して、やや明るめのお色の選択をおすすめしています。
(aLponaではハイライトのメニューはありません)
リタッチについて少し掘り下げてみました。
難しいのかな?
自分では無理かな?などあまり深く考えずに、挑戦してみると案外簡単だったりするものです。
また、シャンプーの件でよく質問されるひと言があります。それがこちら!
「ヘナから3日はシャンプーしちゃいけないって言われて…本当ですか?」
これ、困りますよね。
湯シャン経験者、湯シャン実行中の方でもなければ3日間もシャンプーで洗わないのは難しいのでは?
と強く思います。
そこで試して欲しいのは洗った時と洗わなかった時の色の定着実験です。
実験してみて良い方にしたらよろしいかと思います。
長年の経験のの結果ですが、ほとんど差はないと思います。
実験の結果、ご自分が快適で楽だと思う方を選んでくださいね。
ヘナはトリートメントです。
お顔と同じようにお手入れする感覚でぜひ使ってみてください。