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天然100%ヘナ専門美容室アルポナのヘナやヘアケア、美容に関する情報がここでチェックできます。

天然ヘナの安全性

天然ヘナであれば心置きなく安心して髪を染められるのか?
一般的なアルカリカラーや、ジアミン入りヘナに比べればはるかに安全で肌や体に与える影響は少なく、喜んでいただける場合も多いのですが、全ての人に安全であると言い切ることはできません。

実は、ヘナは大丈夫でもインディゴにかぶれる方はけっこうな頻度でいらっしゃいます。
私もそうです。ヘナは大丈夫ですがインディゴはかゆくなるため私の髪には使えません。
少し入っているだけでもかゆくなります。
吸ってもダメで、くしゃみが止まらなくなります。
ヘナは問題ないのに…といつも思っています。

ヘナとインディゴの関係性
ヘナとインディゴは現在、切っても切り離せないものです。
多くのお客様が嫌がるヘナのみのオレンジ色。
全ての人ではないですが、奇抜で敬遠されがちです。
ですが、オレンジになる白髪をインディゴで抑えることができるためよく使います。

白髪が多い場合、オレンジの発色が強くなるためヘナの分量よりインディゴの分量が多く含まれるものを使うことが多くなります。結果的にインディゴの比率が50%を超えてくると、頭皮の刺激やかゆみが出る客様が増えます。
理由はいくつかあるのですが、弱アルカリ性であること。少なくとも弱アルカリ性のため肌に乗せるとピリピリ感が出やすいです。
また時代を遡ること何千年も前、インディゴやウォードなどの藍系の植物は止血剤に使われていたなどとも言われています。
薬品として使われていたと言われるほど殺菌効果が高く重宝されていたようです。
虫が寄ってこないとも言われています。ハーブとしての匂いも強いです。
それぐらい強いハーブと言ったらお分かりいただけるでしょうか?

さて、かゆくなりやすいインディゴですが、当店の場合お客様にどうおすすめするか?
まずはインディゴ少なめ、ヘナ多めの明るめから染めることをお勧めしています。
白髪の比率にもよりますが、とにかく明るめから始めて、3回程度のご来店で段々とヘナとインディゴの比率を調節し、最終的な色を決定することをお勧めしています。
色を決めるまでに3度のご来店…普通では考えられませんがカラーチャートを見てこの色で!…とはなり辛いのがヘナです。白髪率は全てのお客様で違います。
もちろん1度でちょうど良い色にすることができる場合もありますが、あくまでもかゆくなりやすいお客様にはこの方法をお勧めしています。

カラーリングでアレルギーがあるお客様にはこれぐらい慎重に対応したいとの思いから、このようなご対応となります。カラーで痒くなってしまうお客様も、今までと違う素材をやっと探して来てくださったのにインディゴ含有率が高いことで痒みが出てしまったら頑張って探して来店した意味がありません。

とは言え、多くのお客様がアレルギーがあってもヘナなら染められるという理由でご来店いただいております。ただ、絶対とは言い切れませんので気になる場合は事前パッチテストにご来店いただければと思います。

パッチテストには30分程度のお時間を頂戴しておりますが、30分の間にヘナについてのご質問、色のご相談、今までのカラーリング履歴などについても伺っております。

安全性は高いけれど、用心して使わないといけないインディゴのお話でした。

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