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天然100%ヘナ専門美容室アルポナのヘナやヘアケア、美容に関する情報がここでチェックできます。

ハーブ系カラーという名称に潜む勘違い

今回はヘナの話ではないです。
お客様がよくおっしゃる「ヘナではないけど、髪を気にして髪に優しいハーブ系カラーをしています」と言われるそのハーブ系カラーについてのお話しです。

ハーブ系カラーと聞いて何を思い浮かべますか?
髪に優しく、健康的に染められる、傷まない、ジアミンフリー、などなど髪に優しいイメージをお持ちだと思います。
確かに髪が傷まない種類のものもあります。
医薬部外品だったり雑貨品だったり。
過酸化水素を使用していないカラー類はダメージは出ません。いわゆる香草カラーやジアミンヘナなど黒髪は明るくできないと言われるものですね。
ですがジアミンが入っています。
健康的に染められる、安全性が高いものと言われるとどうかな?と言ったところです。
ジアミンヘナに関しては雑貨扱いなので、染めること自体に疑問が残ります。
またアレルギーのある方はどちらも使用禁止です。
また、とにかく黒くなるのでおしゃれに染めるというファッション性には欠けます。

次にハーブカラーと呼ばれるアルカリカラーはどうでしょう?
実際にはハーブカラーと言われるけど、ただのアルカリカラーです。いわゆる普通のカラーとほとんど変わらないと言えるでしょう。
〇〇エキス配合とか、優しいものを使用しているとか…では何%そのエキスが入っているのでしょう?
また、明確な規定もないので少し入れておけば嘘でもないのでハーブカラーと名乗れます。
塗る段階でワゴンに乗せてお客様のところに来た時にはミックスされた状態で中身に何が入っているか知る由もありません。
表示成分は全てカラーの箱に書かれていますが、それをわざわざ見せてくれるヘアサロンはとても少ないと言えます。

ここ20年、体に優しい新しい染料が出て来ているわけではなく、ネーミングが変わっていると言ったらわかりやすいでしょうか?

先日、美容用品の展示会へ行って来ました。
1社はハーブカラーと書かれていたので話を伺いましたが、水溶きのジアミン系染料でした。
もう1社もハーブ系カラーと書かれていて話を伺うと、染料はヘナとインディゴとHC染料でした。
新しい染料というわけではない今までと変わりはないといった結果となりました。

ということで、ベースの染料は昔から塩基性染料、ジアミン、HC染料となんら変わっていませんが消費者心理として(ハーブ)と言われたら、なんか良さそう!と思いがちです。メーカーさんははよくわかっていますね。消費者心理を。

安心安全な商品かどうかは自分で判断しなければならないですが、これが難しいのがヘアサロン。
何を塗られているかわからない状態でカラーが始まります。安全な商品か安全そうな商品か?
見た目では区別がつきません。

ネーミングや、ふわっとした説明に惑わされず、今までと成分がどう違うのか、中身はなんなのか?
できれば箱を見せていただくのが良いと思います。

ここでやっとヘナの話になりますが、天然のヘナは化粧品の登録がされています。
中身は全て自然から取れる葉っぱです。
現美容業界では天然由来100%で染められるものは天然ヘナしかありません。
乾燥した葉を粉砕して作られています。
それでも肌に合わない人はいますが、多くの方がトラブル少なく染められるトリートメントをベースとしたカラーです。

ヘナに対するマイナー、マイナスイメージもありますが、実際に体験してみたら良いと思います。
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